バンコクで人気のフォトジェニック寺院!ワット・パクナムの見どころや行き方は?
煌びやかなイメージが強いタイの寺院。その中でもじわじわと日本人旅行者の間で人気になりつつある観光スポットが、バンコク市内にある「ワット・パクナム」です。
その理由は、行ってみれば納得!とにかく天井画が美しく、独特の世界観で異彩を放っています。あまりの美しさに、まるで宇宙かプラネタリウムのようだとSNSでも大好評!インスタ映えを狙って訪れる観光客が後を絶ちません。
そこで今回は人気急上昇中のワット・パクナムの見どころや行き方などの基本情報をまとめました。観光するときの注意点も必ず読んでくださいね。

この記事の目次
ワット・パクナムとは?
ワット・パクナム(Wat Paknam Phasicharoen)はチャオプラヤー川を渡ったトンブリー地区にあります。アユタヤ王朝時代に建立された仏教寺院だといわれており、非常に格式高く、由緒正しい寺院です。
そんなワット・パクナムを有名にしたのが写真に写る白い大仏塔。この大仏塔は王妃の72歳の誕生日を祝って造られ、約8年もの歳月を経て、2012年に完成しました。
千葉県成田市に別院があり、日本とも非常に縁の深い寺院となっています。
ワット・パクナムの見どころと周辺観光スポット
大仏塔内にあるエメラルド色の仏塔と天井画が有名なワット・パクナムですが、見どころはそれだけではありません。大仏塔のほかにも、本堂や宿舎、図書館などが併設されています。
本堂には、ルアン・ポーソッド師(タイで新たな座禅・瞑想方法を説いた前僧正)の棺と仏像が安置されています。その仏像に金箔を貼ると良縁と交通安全のご利益があると言われているので、ぜひお参りしていってくださいね。
観光の中心!気になる大仏塔とは?
観光のメインとなる大仏塔は、高さ80mの5階建てとなっています。大仏塔内各階の展示品などについて詳しくみていきましょう!
1階 | タイ芸術と文化遺産の展示 |
---|---|
2階 | 集会所(儀式や瞑想の場) |
3階 | 博物館 |
4階 | ルアン・ポーソッド師の金の仏像 |
5階 | エメラルドの仏塔と天井画 |
大仏塔内にも見どころ満載!せっかく遠くまで足を伸ばしたのであれば、ワット・ポー周辺にも面白い観光スポットがあるので、併せて見て回ることをおすすめします。
エメラルドグリーンの仏塔
エメラルドグリーンに輝く仏塔は、高さ8m・幅7mあり、4本の黄金の柱に囲まれた仏舎利奉安塔です。仏塔の上部には黄金の仏像が納められており、塔の下段を取り囲んでいるのは80頭のパヤーナーク(竜王)です。
緑色の総ガラス製で、下からライトアップされているため、このようなエメラルド色に輝いて見えています。天井とのコントラストが美しく、何とも言えない神秘的な雰囲気をかもし出しています。
神秘的な天井画
大仏塔の頭上に描かれた天井画は、仏伝図(仏陀の生涯図)です。二十八仏陀が28本の菩提樹の下で悟りを開いた様子が描かれており、この写真をSNSで見たことがある!という方も多いのでは?
鮮やかな色使いと宇宙空間のような広がりは、まさにお見事。まるでプラネタリウムのような光景に思わずうっとり!息を飲むほどの美しさに魅了される人が後を絶ちません。
写真撮影を楽しむのはもちろんのこと、ご自身の目にもしっかりと焼き付けてきてくださいね。
博物館
3階は博物館になっています。おびただしい数の仏像や仏具、資料などが展示されており、見ごたえは十分!天井や壁にも注目です♪
3階の博物館だけでなく、1階や4階にも展示物があるので、立ち寄ってみてくださいね!
ワット・クンチャン
ワット・クンチャン(Wat Khun Chan)は、ワット・パクナムから運河を渡って徒歩5分。とてもカラフルでユニークな仏像がいくつも並んでいる寺院です。ほかの寺院にある尊いお顔の仏像とは、ひと味違ったお顔の仏像が見られることで近年有名に。ワット・パクナムと併せて訪れてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ワット・パクナムの5階からもワット・クンチャンの仏像が見えるので、こちらも同時にお楽しみください!
ワット・パクナムへのアクセス方法
ワット・パクナムは、バンコク市街のいわゆる観光ルートからは少し離れたローカルな場所(トンブリー地区)にあります。
自力でワット・パクナムに行くのであれば、BTSで最寄駅まで行くのがもっとも便利な方法です。もちろん、市街地から直接タクシーで行くこともできますが、時間も料金もかかるので、まずは最寄駅まで行ってみることをおすすめします。どうしても自力で行くのが不安な方はツアーを利用すると良いでしょう。
ワット・パクナムの最寄り駅は2つ。どちらも距離は同じくらいです。最寄駅からのアクセス方法を詳しくみていきましょう。
①ウタカート駅から徒歩またはタクシー
BTSウタカート駅(Wutthakat)からは徒歩もしくは、タクシーでアクセスしましょう。徒歩だと約20分。タイの暑い日差しの中を歩くのが苦手ならば、タクシーに乗ることをおすすめします。
タクシーでの所要時間は約5〜10分。料金は40THBが目安です。
➁タラート・プルー駅からはソンテウもあり!
BTSタラート・プルー駅(Tarat Phulu)からも徒歩もしくは、タクシーでアクセスOK!所要時間や料金もウタカート駅とほぼ同じです。
また、タラート・プルー駅からであれば、ソンテウを利用するといった選択肢も。ただ、決まった乗り場はなく、時刻表もないので注意が必要に。別のルートを巡回するソンテウも停まるので、運転手には必ず「ワット・パクナム?」と聞いて、行き先を確認しましょう。
ソンテウの所要時間は約10分。料金は7THBで、降りるときに料金を渡します。タイのローカルな雰囲気を味わうなら、ソンテウを利用するのがおすすめですよ。
ワット・パクナムの基本情報
英名 | Wat Paknam Phasicharoen |
---|---|
住所 | Soi Pak Nam, Thoet Thai Road | Pak Khlong Phasi Charoen, Phasi Charoen, Bangkok 10160 |
参拝時間 | 8:00~18:00 |
休館日 | なし |
参拝料 | 無料 |
ワット・パクナムを参拝するときの注意点
ワット・パクナムは、ほかのタイの寺院のような厳しい服装チェックはありません。ですが、格式高い寺院であることに変わりはないので、露出の多い服装は避けましょう。大仏塔へは靴を脱いで入るので、サンダルでも問題ありません。
服装もさることながら、ワット・パクナムでもっとも注意したいのが拝観時のマナーです。
インスタ映えスポットとして人気になったこともあり、寝そべったり、ジャンプをしながら撮影する人が増えているようですが、寺院内は神聖な場所。そのような行動は厳禁です。節度を持った態度で観光しましょう。また金色の柱には触れないように気をつけてくださいね。
ワット・パクナムで心安らぐひとときを♪
ワット・パクナムに行ってみると、エメラルドの仏塔と天井画の宇宙観に圧倒され、畏敬の念すら抱いてしまうことでしょう。フォトジェニックスポットだからという理由で訪れる観光客が多いですが、写真を撮って満足するだけではもったいないくらいの場所です。
仏塔と天井画の世界に浸りながら、じっくりと鑑賞してくださいね。不思議と心が落ち着いてくると思いますよ。